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広瀬の家

2015年に事務所を併設した自邸を建設した。館山の住宅地でも都市圏と同様に、土地の売り買いが、土地を細分化して切り売りする形で市場に出回るのがあたりまえとなっている。この住宅の敷地はそんな中でみつけた、田んぼだった土地である。1反の田んぼを半反ずつが売りに出ていた。そのうちの半反を購入した。田んぼは、→畑→未耕作地と変遷し、購入当時は草が生い茂っていた。道路沿の水路、道路面より下がった高さ(盛り土必要)、水道の引き込みの問題もあり、長年で買い手がなかった。住環境はとてもよい場所なので、盛り土を数年間行い、家を建てた。
夫婦と娘1人の3人家族は、コタツに入りながらテレビを見るライフスタイルを念頭に、和室を玄関近くの東側に配置した。1階は、台所と大きな吹き抜けの食堂、そのほかに夫婦の各事務室を西側奥にある。2階は、プライベートな寝室や浴室等を配置した。1階吹き抜けの空間は、刻一刻と変化する光が差込み、自然を感じることができる。また、薪ストーブを設置して冬の暖房に補助的に備えた。
外観を単純な片流れ屋根とし、施工、メンテナンスを容易にし、太陽熱温水器を設置した。
外部には、内と外のニュートラルな縁側(1階)とベランダ(2階)の空間を備えている。

施工 石井工務店
面積 敷地面積 520.00㎡
   建築面積 127.53㎡
   延床面積 127.53㎡ (1階79.50㎡、2階48.03㎡)
構造 木造在来工法
設備 冷房、ガス給湯器、給排水、電気、太陽熱温水器